Devil's Own

cinema, music, book, trash and so on...

『座頭市あばれ凧』(池広一夫)、『座頭市血笑旅』(三隅研次)

『座頭市あばれ凧』(池広一夫) "Zatoichi's Flashing Sword"1964/JP 7作目。やくざの清六に鉄砲で撃たれ川に転落した市は、花火師の久兵衛(左卜全)らに助けられ、恩に報いるため津向の文吉(香川良介)の宿を訪ね、わらじを脱ぐ。文吉は富士川の川渡しを…

『座頭市兇状旅』(田中徳三)、『座頭市喧嘩旅』(安田公義)、『座頭市千両首』(池広一夫)

『座頭市兇状旅』(田中徳三) "Zatoichi the Fugitive"1963/JP これまでかろうじて続きものとしての体裁を保っていたドラマがシリーズ4作目にしてひとまず完結。以降は原則「1話完結」のレギュラードラマへとシフトする。けじめをつけるのが第1作のヒロイ…

『ヴェノム』(ルーベン・フライシャー)

"Venom"2018/US 『ヴェノム』見てきました。いやー、ひどい脚本でしたね。でも満足しました。『マレフィセント』で感じた怒りはなかったですね。ヴェノムにはそこまで思い入れなかったんですが、「ちょっとフィギュアほしいな」ってくらいには好きになりまし…

『影なき淫獣』(セルジオ・マルティーノ)

"I Corpi Presentano Tracce di Violenza Carnale"1972/IT イタリア製ホラーのカルト的傑作『影なき淫獣』のBlu-rayがアロービデオからリリースされました。オリジナルネガからの2Kリストア版。アメリカで複数のタイトル("Torso"、"Carnal Violence"など)…

『座頭市物語』(三隅研次)、『続・座頭市物語』(森一生)、『新・座頭市物語』(田中徳三)

"The Tale of Zatoichi"1962/JP Criterion社が数年前にリリースした『座頭市』シリーズの25枚組Blu-rayボックスが、130ドルまで値下がりしていたので買ってしまった。映画シリーズは一通り見てはいるのだけれど、今回見返してみると見事に忘れているという……

『回路』(黒沢清)

"Pulse"2001/JP 国内盤が出る気配がないので、英アロービデオから2年前にリリースされたBlu-rayを取り寄せた。くすんだ画面の雰囲気は残しつつ、不吉な暗闇や心細いロングショットなどがつぶれることなく再現されていて、脂の乗り切った恐怖演出と画面構成を…

ポルノカルチャーと私

ジェームズ・ガン監督の「解雇」騒動を受けて、「残念だな」という以上に、なんだか他人事ではないなあと思って、過去にアップした記事を数本削除しました。2011~14年の年末に書いていた「アダルトビデオの年間ベスト」という下世話な記事です。 自分がどう…

素晴らしきロックバンド、WINOについて

THE BEST OF WINO-Volume 1 アーティスト: WINO,吉村潤,久永直行,外川慎一郎,黒沼征孝 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント 発売日: 2003/03/19 メディア: CD 購入: 1人 クリック: 17回 この商品を含むブログ (12件) を見る このブログも開設してか…

『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』(本多猪四郎)

"The War of the Gargantuas"1966/JP-US 先日、『フランケンシュタイン対地底怪獣』の感想をアップしましたが、その後に洋泉社から「東宝版フランケンシュタインの怪獣完全資料集成」という書籍が刊行されましたね。『フランケンシュタイン対地底怪獣』(1965…

子どもたちのさけび―『フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)』(本多猪四郎)

"Frankenstein Conquers the World"/1965/JP-US あらためて明けましておめでとうございます。去年は本当に忙しくて、ブログの更新が4回しかできませんでした。ことしはもう少し書けるといいな。 それで今年の1本目に選んだのは本多猪四郎監督、円谷英二特…

Hello,2018

今年も全然更新できないかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

『牯嶺街少年殺人事件』(エドワード・ヤン)

A Brighter Summer Day/1991/TW かれこれ10年以上恋い焦がれていた『牯嶺街少年殺人事件』を先日、スクリーンで見ることができた。私がこの映画の存在を知ったのは、エドワード・ヤンが亡くなった時期とあまり変わらない。権利関係で再上映やDVD化がかなわず…

『怒りの日』(カール・TH・ドライヤー)

Vredens Dag/1943/DK 2008年、国内の上映権切れに伴い、カール・ドライヤー監督の5本の長編映画が最終上映された。『裁かるるジャンヌ』(1927)、『吸血鬼』(1932)、『怒りの日』(1943)、『奇跡』(1954)、『ゲアトルーズ』(1964)という、今考えても垂涎のラ…

読んだ本

最近、家で映画見てても寝ちゃうんですよね。休みの日に映画館に出掛けるのもすごくおっくうで。それで頭を切り換えて本を読むことにしています。映画関係の本を何冊か読みました。サウンド・オブ・ミュージック・ストーリー作者: トムサントピエトロ,Tom Sa…

『キャリー』(ブライアン・デ・パルマ)

Carrie/1976/US 私が通っていた中高一貫の私立校では、中学までが男子校で、高校に上がると少数の女子が入り共学化した。私は高校進学後も男子クラスだったので、結局女子と会話ができたのは中高6年間で数えるほどしかなかった。こうした経験はその後の私の…

Hello,2017

The Bird/1963/US 振り返る間もなく2017年。ことしもよろしくお願いします。

Good bye 2016

記録用にことしよく聞いたCDやトラックの振り返りを。もうなんかますますJPOPしか聞かない感じになってきました。オフ・ザ・ウォール デラックス・エディション(初仕様付期間生産限定盤)(Blu-ray付)アーティスト: マイケル・ジャクソン出版社/メーカー: SMJ…

『悪魔のいけにえ』(トビー・フーパー)

The Texas Chain Saw Massacre/1974/US あまり怖いものが得意ではない恋人が『悪魔のいけにえ』の爆音上映に付き合ってくれた。「ほんとうに大丈夫?」と何度か念押ししていたけれど、見終わったあとは案の定青ざめた表情で「怒らないで聞いてほしいんだけど…

Hello,2016

Planet of the Apes/1968/US

2015年のおわりに(音楽編)

もうことしも暮れですね。ことしからオールタイムベスト映画についてのレビューを書いていきます、なんて息巻いていましたがいそがしくてほとんど更新できませんでした。ははは。 ことしはあまり映画が見られなくて、そのぶん音楽を聞くことが多かったです。…

シブヤ1997―『ラブ&ポップ』(庵野秀明)

Love & Pop/1998/JP 『新世紀エヴァンゲリオン』第1話の時代設定は2015年6月22日。つい先日ようやく過ぎたばかりだ。セカンドインパクトも使徒襲来もなかったか…と感慨にひたりつつ、はたして今の日本に碇シンジのような少年が存在しうるのかと考えた。もち…

初恋の呪い―『ローラ』(ジャック・ドゥミ)

Lola/1961/FR 『ローラ』はジャック・ドゥミ監督の長編第1作だ。ドゥミと聞くと『シェルブールの雨傘』や『ロシュフォールの恋人たち』に代表されるめまいがするような色彩感覚と甘いメロディーに彩られたミュージカル映画を思い起こす人も多いとおもう。『…

ジジはなぜ言葉を失ったままなのか―『魔女の宅急便』(宮崎駿)

Kiki's Delivery Service/1989/JP 『魔女の宅急便』について書きたいと、かれこれ3年くらい思い続けていました。宮崎駿の監督作の中でも屈指の人気作だから、特別な思い入れを持つ人も多いとおもう。私なんかよりもずっと多くの回数を繰り返し見ている人だ…

Hello,2015

The Silence of the Lambs/1991/US

さようなら2014年(映画編)

年末もぎりぎりまで仕事をしなくてはならず、結局ふりかえるひまもなかったです。ことしは映画を見た本数もぐっと減って40本くらい。見たい映画を遠くまで見に行く時間が取れなかったのがつらかった。というわけで、評判のいいイーストウッドやリンクレー…

さよなら2014年(音楽編)

いつもはAV、映画、音楽と振り返るのですが、映画がなんとなくもう少し考えたい気分だったので、ことしは音楽編からいきます。新旧問わず、よく聞いた10枚をピックアップしました。 『JHUD』(Jennifer Hudson) JHUDアーティスト: JENNIFER HUDSON出版…

アニメ映画ベスト10

ことしに入ってたったの1度しか映画のエントリーを書かないうちに、もう11月に入ってしまいました。もはやこのブログも忘れ去られているのではないかと心配しつつ、生意気にも年末恒例のたのしいおまつり企画には参加します。 アニメ映画ベストテン - 男の…

『マレフィセント』(ロバート・ストロンバーグ)―英雄なんかになりたくない

Maleficent/2014/US ディズニーヴィランの中でも個人的に最も好きなマレフィセントが主役の映画と聞いて期待が高まった。そもそも『眠れる森の美女』じたいが謎めいた作品である。マレフィセントはなぜ城に招待されなかったのか。国王や妖精たちとは顔見知り…

2014

"War Horse"2011/US 今年もよろしくお願いします。

2013年によく聞いた音楽

例のごとく音楽もひっそりとふりかえります。あいかわらず発見や面白みのないラインアップです。なにしろ10代のころから音楽の趣味がほとんど変わらないのです。COMEDOWN MACHINEアーティスト: STROKES出版社/メーカー: RCA発売日: 2013/03/15メディア: CD …