Devil's Own

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誕生日に観た映画

 全く持って誰にもおめでとうと言われることのない完全にひとりぼっちながらも、まぁなかなかよい誕生日でした。一日くらい、これだけ梯子する日があってもよかろう。
「選挙」監督:想田和弘 シアターイメージフォーラム
「もっとしなやかに、もっとしたたかに」監督:藤田敏八
「さすらいの恋人―眩暈―」監督:小沼勝 シネマヴェーラ
「花嫁人形」「白黒姉妹」監督:エルンスト・ルビッチ 有楽町朝日ホール
大日本人」監督:松本人志 Q-AXシネマ
 帰ったら日付が変わっていた。松本人志の映画よりもルビッチの無声映画の方が沢山笑ったのは確かだが、「大日本人」に関しては色々と想うところもあるし、特ヲタとして書くことも無きにしも非ずなどで、明日くらいに書くかも知らん。「選挙」は映画論課題。
 ロマンポルノは言うまでもなくどちらもステキだったが、後者は2回目。「エロスは甘き香り」と並ぶ藤田監督の代表作だが、個人的にはこっちの方が数百倍好き。確かに「エロス」や「赤ちょうちん」の方が作品としてはまとまりがあるんだけれど、誰もがひれ伏すほかない森下愛子のキュートさだけで「もっと」に軍配があがる。終盤の天ぷら屋で交わるシーンが、本当に切なくて美しくて胸締め付けられますよ本当に。今日見ていたら、どことなく堀北真希に似ている気がした。

もっとしなやかに もっとしたたかに [DVD]

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