Devil's Own

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2ちゃんねるとか見ると、『トウキョウソナタ』ってそんなに評判いいわけじゃないみたいで、意見を総合すると「一般受けはいいようだが、黒沢清が好きな人間としては・・・」といったところか。確かに『トウキョウソナタ』はかなりの異色作だと思うが、「黒沢清が撮った家族映画だから重要」というのはなんだか違う気がするんだけどなぁ。そういう文脈を抜きにしても、いやそういう文脈から解き放たれたからこそ傑作だと思うんだが。ということで、『トウキョウソナタ』に関してはもう少し考えなくてはね。ま、少なくともあと2回は見に行くだろうし。
 フランスでジャック・ドゥミのDVDボックスがリリースされる。
http://www.cine-tamaris.com/catalogue.php
驚きの長編12作フルコンプ!日本円にして13000円くらいだそう。英字幕はつくそうだが・・・。うーぬ。結局ドゥミの日本盤はリリースされないのだろうか。今年『シェルブールの雨傘』及び『ロシュフォールの恋人たち』が、ニュープリントでリバイバル上映されるという噂が、去年くらいにあってDVDもそのタイミングで出そうだと思っていたのだが、何の音沙汰もなし。単品で出るのなら『ローラ』、『ロシュフォールの恋人たち』、『天使の入り江』、『パーキング』は欲しいんだけどなぁ。
 DVDといえば、ウルトラシリーズ最初期三作『ウルトラQ』、『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』のDVDが一本1900円の廉価盤でリリースされる。
http://animeanime.jp/news/archives/2008/09/dvd_41890.html
 12月第二週から毎週一巻ずつ。さながら「週刊ウルトラシリーズ」だな。『Q』と『セブン』はボックスを持っているが、『ウルトラマン』もこの奇怪にそろえるか。全10巻買っても2万行かないのはいい。それにしても、デジタルウルトラプロジェクトと呼ばれる円谷作品のデジタルリマスターDVD、ウルトラシリーズに関して言うと現在『ウルトラマンレオ』まで進んでいるが、昭和最後のテレビシリーズである『ウルトラマン80』は一向にリリースされない。『アンバランス』も『ザ☆ウルトラマン』も出て、今か今かと待っているのだが・・・。『80』は視聴率の低さ、度重なる路線変更などから完全に「失敗作」の代名詞になっているが、特撮やアクションのクオリティーはシリーズ随一だと思うのだが。
 『アイアンマン』結構面白かった。いつか書くかもしれません。