Devil's Own

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浦島太郎

『浦島太郎』のことを考える。あの話はとてもじゃないけど子供には理解できないように思うがどうだろうか。別にあの物語が相対性理論を予見していたと思うわけではない。あの物語のテーマを、失った時間は、過ぎ去った時間はもう取り戻すことは出来ないものだ、と極めて単純に解釈したとしても本当の意味でそれを実感できるのはやっぱり大人になってからじゃないだろうか。亀を助けて、最終的にお爺さんになってしまいました、と起点と終点だけ見てしまうとなんとも理不尽な物語ではないか。