Devil's Own

cinema, music, book, trash and so on...

2013年によく聞いた音楽

例のごとく音楽もひっそりとふりかえります。あいかわらず発見や面白みのないラインアップです。なにしろ10代のころから音楽の趣味がほとんど変わらないのです。

COMEDOWN MACHINE

COMEDOWN MACHINE


ストロークス起死回生の5作目。まだ自分がストロークスに夢中になれるなんて。ファーストは15歳の私に、コロンブスの卵のような明快さでロックンロールを「思い出させて」くれました。今回の5枚目は久々にその感覚を思い出した。セカンドに少しだけあった横ノリ曲も増えて大満足のでき。最高。かっこいい。
MBV

MBV


まさかマイブラの「新譜」を聞く日がくるなんて思いもしなかった。あんまり突然だからびっくりしたよもう。さらにびっくりしたのはその内容がまったくもってマイブラでしかなかったこと。22年のインターバルは感じさせず、『ラブレス』の1年後とかにひょっこりリリースされたような気すらしてくる。マイブラのフォロワーはたくさんいますが、マイブラの音楽はやっぱりマイブラにしか出せないんだなと胸が熱くなりました。
RANDOM ACCESS MEMORIES

RANDOM ACCESS MEMORIES


ただただクールでセクシーなアルバム。でも聞けばまぎれもなくダフパンなのだ!楽曲単位でことし一番聞いたのは「Get Lucky」。ファレル・フィリアムスをフィーチャーしたこともあり、長らく待っていたN.E.R.Dの新作を聞いたような喜びもありました。
重いので閉じます。
Yeezus

Yeezus


ダフパンの新作にはなかった攻撃性をカニエ・ウェストが埋めてくれた感あり。英語が得意でないので何をいってるのかよくわからないから、カニエの音楽聞いてもなんとなく損した気持ちになるんですが、これは脳みそ直撃ドーパミン大分泌のサウンドのおかげですごい楽しめた。ナイン・インチ・ネイルズやアタリ・ティーンエイジ・ライオット好きな人にもおすすめ…。っておすすめって何様だよ!恥ずかしい!
天才ジャネール・モネイの新作は19曲70分弱の大作。前作が神だったこともありテンション落ちたって人もいるけど、いや最高だよ!maplecat-eveさんが今年の1枚選ぶならこれって書いていてすごい安心しました。同じ感覚を持つのはアンドレ3000という意見にもほんとに同意。最高。愛してる。
TOWN AGE

TOWN AGE


超超待望だった相対性理論の新作は、ソングライティングの要だった真部脩一氏の脱退により賛否両論のできに。確かに物足りないんだけど、だからといって真部氏がプロデュースしたハナエとか聞いてももっと物足りないんだよな。やっぱり『シンクロニシティーン』はさまざまな才能が集結しバランスの取れた奇跡の傑作だったとおもう。出がらしの自己模倣、みたいな酷評をするひともいましたが、楽曲の完成度は相変わらず高いし、いいアルバムです。宇野維正氏は否定しつつも、「これまでがフリッパーズだとしたらこのアルバムからはコーネリアス」と鋭いことを書いていた。過去の音楽性にこだわらずフラットに聞く方が楽しめるのかも。「キッズ・ノー・リターン」などライブ映えしそうな曲多し。
なんとなく相対性理論と一緒に買ったのですが、こっちのほうが聞いたかな。perfumeはかっこいいし最高だとおもうけど、たとえば『GAME』がリリースされたときにそのあまりの洗練ぶりに微妙な違和感を感じたんですよね。そのとき私が期待していたスノビッシュ感を、きゃりーぱみゅぱみゅで見つけたような気がする。どの曲も凝っているんだけど、適度に力が抜けていて面白いです。CMソングそのまんまの「のりことのりお」だけはいつもスキップして聞いちゃう。
Beginning of the Endless

Beginning of the Endless


ここからは旧譜。ことしは日本語ラップを聞き返してたんですが、特によく聞いたのがイーストエンドでした。このアルバムはキック・ザ・カン・クルーリップスライム、ライムスター、メローイエローなどの盟友たちが客演…。ってところまでならよくある話ですが、楽曲のコンセプトがゲストのいい面を引き出しつつ、意外性もあってすごく楽しい。GAKU MCのラップも20代になってますます沁みるようになった。テクニカルではないけど、誠実で勇気出てきます。だよねー。だよねー。
ヒート・ウェイヴ

ヒート・ウェイヴ


秋にモータウンレコードのカタログが1枚千円で100タイトル、リイシューされました。すべて2012〜13年のニューリマスター。ということでこの機会にシュープリームスやフォートップスなど定番どころをけっこう買いました。マーサ&ザ・バンデラスはいままでベスト盤しか手に入らなかったので、うれしかった。「Heatwave」はフーやジャムもカバーしているので知っている人も多いでしょう。映画好きには『キャリー』(オリジナル版)でジョン・トラボルタとナンシー・アレンがデートしている車の中で流れている曲として覚えている人もいるかも。ファーストアルバムはカバー中心ですがシュープリームスの洗練やマーヴェレッツのキュートさとは違ったワイルドで野蛮な味わいがあります。なんつうてもこのジャケットが最高すぎますよね。
メリー・ジェーン・ガールズ

メリー・ジェーン・ガールズ

  • アーティスト: メリー・ジェーン・ガールズ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2013/10/16
  • メディア: CD
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なかなか再発されずようつべでがまんしていたテルマ・ヒューストンやメリー・ジェーン・ガールズもゲットできました。しかもリマスターいい感じなんだよ。
Fragile (Bonus Tracks)

Fragile (Bonus Tracks)

High Priority

High Priority


ダフパン80sリバイバルの追い風にのってなのかは知りませんが、タブーレコードの国内リイシューも始まりました。諦めていたアルバムもたくさんあるので少しずつ買いたいとおもいます。シェレールはファーストもセカンドもお気に入りです。
 そのほか曲単位でよく聞いたやつ。