90年代
今年も近所で映画祭やるんですけど、なんか新井浩文来るらしいんで、これは絶対行きたい!「青い春」「ゲルマニウムの夜」「赤目四十八瀧心中未遂」どれも見たことあるけどね。
早稲田の学祭には夏目ナナ来たらしいよ。ほらね、ウチの大学もパンチ佐藤とか呼んでないでもっとアナーキーに行って欲しいよ。
さてさて
「90年代の音」に関してだけど、
STUDIO VOICE (スタジオ・ボイス) 2006年 12月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: INFASパブリケーションズ
- 発売日: 2006/11/06
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というより98年世代のアーティストは、未だ僕の音楽生活に欠かすことの出来ない人たちばかりだし、彼らの音楽に出会ったことが、僕自身の生き方そのものに影響を及ぼしているといっても過言ではない。彼らに共通するのは、戦後唐突にリセットされたサブカルチャーの歴史との断絶とそこから来る根無し草的なコンプレックス。そして洋楽と呼ばれる異様に恵まれたポップミュージックのビブリオの色濃い影響だ。
この頃デビューしたアーティストで、未だ僕にとって掛け替えのないアーティストは枚挙に暇がない。ゆらゆら帝国は勿論だが、くるり、スーパーカー、中村一義、ナンバーガール、七尾旅人、WINOなどなど、でもって椎名林檎だ。今このラインナップを見てもやはりわくわくしてしまう。
で、せっかくなんで僕もなんか1つバンドをプッシュしたいなと思いつつ、大好きなWINOにしようかなと思ったのだが、彼らの場合オアシスとシャーラタンズというタームでしか語れそうにないし、もう解散しちゃってるので、こちら。
これは今年リリースされた最新作「ON」の冒頭を飾るトラック。
- アーティスト: ブンブンサテライツ,BOOM BOOM SATELLITES
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
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彼らのファーストアルバム「OUT LOUD」は特に海外に熱烈な支持を得る。
- アーティスト: BOOM BOOM SATELLITES,Masayuki Nakano,Michiyuki Kawashima
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98年以降才能溢れるバンドが次々とデビューしたとき、確かに何かが変わるというムードがあった。98年世代のバンドが、退屈な日本のポップミュージックの構造をぶち壊してくれるんだという過剰な期待がサブカル市場全体に蔓延しだし、いつの間にかリスナーは、主体性をロックスターに委託してしまうようになる。
このようなプレッシャーがアーティスト自身にもプレッシャーをもたらしたのも事実だ。ミッシェルが、いつの間にかブルーハーツの役割をキッズに委任され、やがて崩壊していったのも恐らくこのせいだろう。
ブンブンも例外なく、このようなプレッシャーを受けることになった。ゆえにセカンド以降の彼らは異常なほどストイックな態度で作品を作り続ける。
前作でその兆しはあったのだけれど、「ON」は本当にシンプルで素晴らしい。この風通しのよさを僕は望んでいたのだよ。ブンブンの本当の第2幕はここからだ。
せっかくなんで去年のフジロックのライヴ映像を。この中に僕いるんだけどなー(笑)曲は映画「アップルシード」の主題歌。これは圧巻だったなぁ。