最近観たもの
- ステキな彼女(侯孝賢)
- 永遠の語らい(マノエル・ド・オリヴェイラ)*1
- くりいむレモン(山下敦弘)*2
- ストロベリーショートケイクス(矢島仁司)*3
- もっとしなやかに、もっとしたたかに(藤田敏八)*4
ツタヤ半額で借りたものと、先生からお貸しいただいたもの。
「ステキな彼女」いいぞー。ヴェーラで見逃して、レンタルもなかったので見られてよかった。先日亡くなったエドワード・ヤンはホウ・シャオシェンと同郷で、同い年で何かと共通項が多く、ついぞ連想してしまうが、こんなところでセンチメンタルになっていては、もうエドワード・ヤンの作品なんて本当に観れなくなってしまいそうだと思って、出来るだけ考えないことにした。「ストロベリー〜」は劇場で2回観たけど、DVD保存用に借りた。「もっと〜」も同じく。そんなことより「くりいむレモン」が痛快極まりない大傑作で、70分程度の作品だけれど物凄くよい。近親相姦も必要以上に禁忌的な描かれ方ではなく、むしろ幼馴染の初恋物語くらいの適切なドライさがあり清清しい。兄妹だけれど血縁ではなく、お互い異性として意識している微妙な関係の中、両親が同時に出張してしまってというある意味でベタなパターンを意図的に踏襲しているが、ポルノ的なご都合主義やスノビッシュを長回しによるナチュラルな演出によってギリギリで回避している。色々と思うところもあるので、これは改めてまた書くかもしれない。以降の亜流作品は結構AV女優が主役になっているがどうなんだろうか?とりあえず北川絵美のだけ見ようかなと思う。
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