Devil's Own

cinema, music, book, trash and so on...

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

0731またはBlack Kids評への導入

家でトビー・フーパーを見て外でダグラス・サーク見る、そんな夏休み。今日は先生の取り計らいでサークのDVDボックスやユリイカのルノワール特集で執筆なさっており、このブログにも何度かコメントを下さっている大久保清朗さん(id:SomeCameRunning)とお…

Fuji Rock Festival 08

ただいまー。無事帰りました。それでは恒例の振り返りタイム行ってみましょう! 7月24日 石野卓球 The Beaches The Fumes 前夜祭。お昼に出発して夕方7時頃到着。テントを張っていると花火が上がる。木に隠れて微妙に見えず。ビーチズよかった。超軟派!前夜…

メトロポリス完全版発見

http://eiga.com/buzz/20080707/11 知らなかった。てかなんでブルーレイなんだよ。

山口さんちのツトムくん

ようつべが削除されたのでニコ動に差し替えました。名曲の価値を貶めるのでコメントを消して見ると約束してください!!!! 何の反応もないからさらに調子に乗って書かせてもらう。このうたでどうして泣いてしまうのかよくよく考えてみたんだけど、この曲っ…

0717

毎年恒例の夏の文庫フェアにおける皆勤メンバー夏目漱石の「こころ」。「こころ」なんて青空文庫で全編読むことができるのだから出版社からしてみればデザインや装丁などの付加価値をつける他ない。僕はそこに紙媒体の生き残る道がかかっている気がするので…

「ホット・ファズ」

それにしても映画に関してはセンスのかけらもない僕のようなボンクラにしてみれば「コロッサル・ユース」なんて過ぎてもう眠くて眠くて仕方がなく、疎外感が半端なかった。編集や語り口から言えばその真逆の作劇をとっているとも言える「ホット・ファズ」は…

Cansei De Ser Sexy「Donkey」

ドンキーアーティスト: CSS出版社/メーカー: ケイエスアール発売日: 2008/07/09メディア: CD購入: 3人 クリック: 194回この商品を含むブログ (51件) を見る マイスペやYouTubeで一部試聴した感じだとファーストのが好きかなと思ったが、これはちょっと凄まじ…

「グラインドハウス USAバージョン」―すべてはエンドマークに向かって

昨日書いたものを加筆訂正しました。 夏だ血飛沫だ切株だー!ってことで、「片腕マシンガール」や「ホット・ファズ」など、夏だからこそ見たい血祭り系新作映画が目白押しで今から楽しみだが、早稲田松竹で「グラインドハウス」のUSAバージョンが公開されて…

チャウ・シンチー「ミラクル7号」、そこまで笑わなくても・・・

うーん、残念だ。宇宙犬ナナちゃんが出てきてダンスするシーンまでは傑作の予感がしたのだが。シンチーがいつもの自意識とサービス精神を押し殺すと映画のエッジはここまで鈍るものなのかと思った。「少林サッカー」にも「カンフー・ハッスル」にも「ありえ…

祝再発!椎名林檎ラストアルバム「加爾基 精液 栗ノ花」とは何だったのか?

加爾基 精液 栗ノ花アーティスト: 椎名林檎出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン発売日: 2008/07/02メディア: CD購入: 4人 クリック: 116回この商品を含むブログ (50件) を見る 椎名林檎がベストアルバムを出すとは感慨深い。ある意味ではレディオヘッ…

Black Kids「Partie Traumatic」

Partie Traumaticアーティスト: Black Kids出版社/メーカー: Universal UK発売日: 2008/07/15メディア: CD購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (11件) を見る http://www.myspace.com/blackkidsrock マイスペにて、今月発売予定のBLACK KIDSのファ…

0705

サークのチケット、「思ひ出の曲」と「いつも明日がある」を無事に買う。ダグラス・サークといえば「ぼくの彼女はどこ?」が本当に好きすぎてどうしようもない。ここ数ヶ月で4回も見ている。「天はすべてを許し給う」や「愛する時と死する時」などと比べると…

クローネンバーグの冷め切った正義感「イースタン・プロミス」

不道徳な映画だ。描かれる暴力描写や少女売春のテーマではない。この映画は道徳そのものが不在なのだ。 「イースタン・プロミス」はクローネンバーグとモーテンセン双方のキャリアにとっての代表作となるだろう。サウナでの戦闘場面は、本来的な人間の闘争心…