Devil's Own

cinema, music, book, trash and so on...

秘密結社ソドム


 どうも文学フリマ。行ってきました。
 どうにもあのイベントの和気藹々ムードには毎回少しだけ居心地の悪さを感じてしまう性質で、今回も場違いなんじゃないかと何度も思ったのだけど、とにもかくにも完売できたのでよかった。地道な家内生産なので一部100円という破格のコストパフォーマンスを実現できたのも大きいだろう。あの値段にしては上々のボリュームだと自負しているがどこかで感想など書いている人に出会えれば幸いである。次回はいくつかバックナンバーも持って行くことにします。
 前回は事後報告だったid:june-uさんと今回は会話を交わすことが出来ましたね。phenomenonも購入して読ませてもらったが、繊細かつエッジの利いた感性と視覚的な面白みに富んだ味わい深い本でした。
 その他、真魚八重子さんのインタビューが掲載された奇刊クリルタイ。白水Uブックス研究会のよる「カラマーゾフの兄弟 あるいは文科系大人の逆襲」など買った。「カラ兄」同人は正直やられた、という感じだな。未曾有のキャラ小説でもあるドストエフスキーの名作を、オタク的或いはサブカル的な視座で論じていくというもの。二次元キャラにデフォルメされたカラ三兄弟の面々やグルーシェニカ、カーチャのイラストもなるほどツボを得た造形で笑える。誰かやるだろうと思ってはいましたが。全ブース見たわけではないが、個人的にはこの「カラ兄」誌と、タモリについての同人誌が、先越された!って感じだった。
 なんにせよまた半年後。今度はもっとマジメにやりますよ。三人でシオノギ製薬のCMを百万回見て反省会。