グッバイ、２００９！

　ことしもあとわずかということで、毎年恒例のふりかえりエントリー。こういうエントリーを書いていると「ああ今年も終わるなぁ」という気がしてくる。まずはお世話になったレコードを１０枚。

Low Life (Coll)

Mellon Collie & the Infinite Sadn

Coming Up

MY FINAL FANTASY

Primary Colours

Where Wild Things Are Motion Picture Soundtrack

It's Not Me It's You

Crying Light

魂のゆくえ

ア・クロス・ザ・ユニヴァース

　例年にもまして新譜を買う機会が少なくなったのだけれど、昨年よりは新作の比率は高くなっている。気に入ったらひたすらヘビーローテーションという感じだった。思い出深いのは昆虫キッズとくるり。昆虫キッズはフロントマンの高橋さんにお話を聞かせてもらい記事を書かせてもらった。これはほんとうに楽しかった。豊田道倫との共同アルバムはまだ聞けていないんだけれど、これからも追っていこうとおもいます。くるりのアルバムは入社間もない時期に聞いていたので、どこか不安で憂鬱なフィーリングをスポンジのように吸い取ってしまった。聞き返す度に当時の感情を喚起させることになるだろう。こういうアルバムは個人にとってとても大事なものになるはずだ。「つらいことばかり」とか気持ちにシンクロしていてよく聞いた。もう聞きたくないくらい。今年はビートルズのリマスターがリリースされたことも大きなトピックだったが、ビートルズを聴くこと自体は相変わらずなので特にラインアップしなかった。リマスター盤で一番聴いたのは「リボルバー」だろうか。２００９年ベストアルバムを選ぶとするなら、『かいじゅうたちのいるところ』のサウンドトラック。これは本当に素晴らしいアルバムで、自信をもってお勧めしたい。今年購入した数少ない新譜のなかではいちばんよかった。ということで２００９年のベストアルバムは、カレン・Ｏ・アンド・ザ・キッズの「かいじゅうたちのいるところＯＳＴ」に決定。映画の公開までいよいよ１か月切ったし、わくわく感も含めて堂々の１位。