Devil's Own

cinema, music, book, trash and so on...

昨今の出来事

 いきなり一週間休みを与えられたのだが、そんなにお金持ちでもないので豪遊するわけにも行かず、定年後の老人のように質素な生活をしている。僕らが老いぼれになった頃は、多分少子高齢化とかで、一生働かされるのだろうから今のうちに質素にやるのもいいと思う。
 土曜日は何をしていたか覚えていない多分一日中眠っていた気がする。夕方のそのそと起きて、飯を炊き、ツタヤが半額だったので溝口健二と小津の映画の特に大好きなものを2本ずつと、夏目ナナのAVを借りた。夏目ナナは久々に見たけど、初期からすると全く以って手抜き感否めぬ駄作だった。恐らくこれでもネームバリューで売れるんでしょう。僕はというと縛られる夏目ナナを横目に髪を染め直した。
 日曜、頭痛が酷くて死ぬ。でも仮面ライダー電王はしっかり見る。あまりに頭が痛いので、風邪のはずがもしや麻疹ではないかと心配になり近くの病院に行く。予約なしでは藪医者しか当ててもらえぬらしく、喉も見ることも触診もされず、聴診器で軽く心音聞いただけで、ロキソニンダーゼンとPLという素人でも書けるような処方箋を渡される。保険証を忘れたので3千円ぶんどられた。家に帰り、ポンデリングを食ってから、薬を服用し、ミケランジェリの弾くドビュッシー前奏曲を聴きつつ眠る。さすがはロキソニンで、2時間くらい眠るとばっちり気分が良くなっていた。阿部和重を読んだり、ウルトラマンメビウスを見返したりして、雑炊を食らって寝た。
 月曜は、渋谷に映画を見に出かけた。「フランドル」と「パラダイス・ナウ」の2本立てを画策するも、ユーロスペースで居合わせたクラス1キュートな女子とお洒落オープンカフェでパスタランチを取るという魅力に抗えず敢え無く頓挫。暫く都会的雰囲気を満喫するが、トレンディーカップルや子犬連れマダム達の中では違和感を隠せず、最終的にはまんだらけに入るというオタク的デートに帰結してしまったが、それもよし。楽しかったです。彼女と別れてツタヤを徘徊してから、バイトへ行った。帰って雑炊の残りを食べて眠る。「フランドル」は佳作だったけれど、「パラダイス・ナウ」を見てから2本映画評しようと思います。
 今日は昼頃のそのそ起きて、保険証を持って病院に行って7割の自己負担額を返してもらい、スタバで「マノン・レスコー」と「カルメン」を読んで、ハーバーマスの「公共圏」についてあれこれ調べて現在に至る。帰りに桐野夏生の新作を買って帰った。女子高生がパルテノン多摩の階段でグリコ遊びしていたのが大層眩しかった。

メタボラ

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