週末見たもの借りたもの

ツタヤ半額じゃないか！と思い出かける。

「昼顔」（ルイス・ブニュエル）*1
「銀河」（ルイス・ブニュエル）*2
「生きるべきか死ぬべきか」（エルンスト・ルビッチ）*3
「天国と地獄の美女　江戸川乱歩の「パノラマ島奇談」」*4
「ウルトラマンタロウ vol.10」*5

　「昼顔」は常々見返したいと思っていたがいっつもレンタルされていたのでようやく。「銀河」は未見。「生きるべきか死ぬべきか」は、まぁ最近爆笑してないなぁという思いから。
　最近生涯何度目かの乱歩ブームで、光文社の全集を着々と揃えつつ、土ワイ乱歩シリーズを徐々に焼いておこうかと思っていて、まずは最も好きなパノラマ。丸尾末広の漫画も出ることですし。「タロウ」、７３〜７４年末年始に放映された4話分。クリスマスエピソードである傑作第３８話収録。
　暇だったのでシネマヴェーラへ。特集・東宝アクション！

「国際秘密警察　火薬の樽」（坪島孝）

「豹（ジャガー）は走った」（西村潔）

　
　またウルトラ関係の話になるが、「ウルトラマンエース」（'72〜'73）における岡村精や真船禎が演出したエピソードは僕の記憶に残る衝撃的な映像の中で最も原初的なもののひとつである。手持ちでせわしなく動き回るカメラワークやちょっと凝ったアングルは子供ながらに興奮してみていた。ウルトラないしは特撮ドラマの文脈でしか映像を見ることのできない一部マニアが実相寺昭雄の剽窃であるかのように言っているのを見かけるが、第2期ウルトラにおいて斬新な演出を行っていた監督だちのオリジンはこのような東宝アクション映画にあると見るのが一番しっくりくる。とひとりで納得したのであった。それにしても「豹（ジャガー）は走った」のプリント状態があまり芳しくなくて「デス・プルーフ」でタランティーノがわざとやっていたような現象が続出したのがなんだが面白かった。

*1: