0414
- 「赤い天使」(増村保造)*1
- 「刺青」(増村保造)*2
- 「卍」(増村保造)*3
- 「しとやかな獣」(川島雄三)*4
- 「セリーヌとジュリーは舟でゆく」(ジャック・リヴェット)
- 「キッスで殺せ!」(ロバート・アルドリッチ)*5
前回のエントリで「卍」のことを思い出し、あれはレズビアンというよりエゴイズムの映画だと思うが、とにかくもう一度観たくなって、観た。そしたら若尾文子はやっぱ悪いなぁという感じになってしまって、そのまま家にある限りのDVDで若尾文子ナイトしてしまう。あと「セックスチェック 第二の性」も観たかったのにDVDが再生不能になってしまっていた。それにしても若尾文子の二の腕はむっちりしていて官能的だ。現代の女の子であの二の腕に憧れる子はあまりいないだろう、全く間違っている。そんなこんなで完全昼夜逆転。5限すら遅刻してしまう。久々に学校行ったのに、授業もろくに出ずメディアラボで「キッスで殺せ!」を観る。学校においていた「キッスで殺せ!」のDVDには当時アメリカで流通していたらしい「別エンディング」が収録されていて、マイク・ハマーとその恋人が逃げ切る前に海辺の家が爆発してしまうというオチになっていた。あれはあれで不条理な感じで僕は好きだ。ブックレットにアルドリッチのインタビューが載っていて、シャブロルやトリュフォーが深読みし過ぎて困惑した、みたいなことを言っていてちょっと面白かった。僕もはじめてみたときは、「パンドラの箱」としての核兵器とか深読みもできるんだろうなぁとは思ったけど、それ以上にマイク・ハマーの悪辣さが魅力的だったように思う。「箱」と言えば、ブニュエルの「昼顔」で日本人客が持っているあの箱の中身の方が気になる。僕はアホなのでバイブとかかな、くらいにしか思わなかったけれど。
あとは、神代辰巳の「やくざ観音情女仁義」*6を本当に狂ったように何度も観ている。カッコいい。安田のぞみが美しすぎる。
- アーティスト: These New Puritans
- 出版社/メーカー: Domino
- 発売日: 2008/03/18
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 15回
- この商品を含むブログ (34件) を見る
*1:
*2:
*3:
*4:
*5: フィルム・ノワール セレクション キッスで殺せ! [DVD]
*6: