Devil's Own

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花火雑感

 今日は終戦記念日ですね。長崎では毎年恒例の精霊流しもあって今夜は爆竹や打ち上げ花火が鳴り止まず賑やかでよかった。騒がしく人も多いからこの日はあまり外に出ないが、街全体が火薬の匂いで一杯になる感じはなんとなく好きで、毎年この日にはちゃんと帰っていたいと思う。
 長崎はこの日一日で毎年三億円近くの爆竹と花火を消費している。お盆といえば花火で、お墓参りにも花火を持っていく。今年も4人の従兄妹たちと墓地での花火を楽しんだ。死んだ祖父の魂が墓にあるとすれば孫7人が花火している姿を見ていることになり、なかなか壮観だったろうなと思う。
 墓の前では殆ど煙草を吸って過ごしていたが、打ち上げ花火だけは、最年長僕が着火した。そのとき祖父が打ち上げ花火が好きで、一人で何発もぶっぱなしていたことを思い出した。そうしたら叔母も同じことを思い出したらしく、「パパ、打ち上げばっかしよったねー。なんでそんな好いとったちゃろうねー」とか言っていた。
 どうでもいいが、最近の市販の打ち上げ花火がとても華やかになっているのに驚いた。調子に乗って何発も上げていたら、2歳になったばかりの妹が泣いてしまった。