Devil's Own

cinema, music, book, trash and so on...

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 「花弁のしずく」はあんなに楽しみにしていたのに色々とあって見れなかった。ま、いいけどね。
 R18 LOVE CINEMA SHOWCASEで上映中の女池充監督第一作「看護婦日記 濡れたまま二度、三度」が物凄い傑作。いや、これは脚本の小林政弘の手腕に拠るところが大きいかもしれない。同じく小林政弘が脚本を書いているサトウトシキ「タンデム」が目当てで行ったのだけれど、「看護婦日記」のあまりの面白さにその魅力も薄らいでしまったほどだった。入れ子構造のストーリーもはっとするが、何にしてもこれはピンク映画であって、セックスシーンがともかく素晴らしい。特に終盤のカーセックスシーンが狂気めいていて最高だ。ネタバレしない程度に言うと、あそこから物語が一気に加速する。「タンデム」はロードムービーとしては素敵だし、ピンク映画の主人公が中年男二人というのもいかにも野心的なのでそれはそれで好きなんだけど、女の子が可愛くない*1、というよりも割りと重点が置かれていないから点が辛くなってしまう。
 何はなんとも気になるのは、男女4人で海に行くシーンで挿入されていた歌で、腑抜けたメロディーで「はぁ〜あ〜あ〜、ご〜とぅ〜ざしー♪」と歌っていて病み付きになってしまう。観た後友達と調べたけどわからない。あの歌は何なんでしょうか。情報求めます。
 終演後サーモン鮭山さんがいて、思わず「あ、サーモンさんだ」と言ってしまった。あー、握手すればよかった!!サーモンさんカッコいい。ちょう好き。
 なんか僕は成人映画ばっかり観てるみたいになってるけど、むしろ最近はフォードとか山中貞雄とか見ることのが多いんだぞ。って誰い対してのエクスキューズかわかんないけど。「周遊する蒸気船」を久しぶり見たけど、やはり素晴らし過ぎて。誰かさんの言葉を使うならば「カツゲキ」!

*1:勿論映画的な意味で