Devil's Own

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『エアベンダー』(M・ナイト・シャマラン)


 確かに少年ジャンプ的な楽しさもあったけど、ジュヴナイル映画としては子どもなめすぎだとおもう。アバターとして重すぎる責任を背負わされた少年アンのなんともいいようのない悲壮感がいい。役割を求め、役割に怯える人々の姿もシャマラン的なのだが、今回は少し紋切り型というか。そもそも紋切り型からの脱臼がスリリングな作家なのに。