2010
テレビシリーズの6話までを劇場用に再編集。主題歌やタイトルテロップなどもしっかり入っていて、世界名作劇場の感覚が再現されている。ほんと素晴らしかった。「赤毛のアン」は私の母親のバイブルだからね。私はマザコンなので、アンが幼少期の母親にしか見えずしじゅう涙目であった。登場人物が少なくても、ドラマチックな展開がなくとも人を感動させるアニメになる、そのお手本のような作品である。アンを乗せた馬車を見送るマシュウおじさんが、思わず走り出してしまう場面などは、まるでオフュルスの『快楽』である。テレビシリーズは再放送で断片的に見ただけなのでまとめて見ておきたい。